宇宙のコスミで

13の月の暦、アーユルヴェーダ、呼吸法、シンギングボウル。いろいろ学んでいることについて、または日常のあれこれについて、マイペースで語るブログです。愛してやまないSMAP、新しい地図のことなども☆どなた様もごゆるりと^_−☆

元和元年に思いを馳せる

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この写真は、小江戸とも呼ばれる川越の「時の鐘」です。

川越は、母の故郷で私も7歳ぐらいまでは頻繁に訪れた…というよりも、東京で暮らしていた幼少期に母が入院するたび祖父母に預けられもしていたので、まさに第二の故郷でもあります。

小学校三年生で福岡に引越してからはなかなか行けなくなりましたが、それでも祖父母存命中は何回か「いなかに里帰り」したものです。


私にとって「いなか」といえば、川越からもっと奥に入ったおばあちゃんの家があるあたり、縁側で猫と戯れたり、裏の竹林でひとり探検をしたのどかな風景を思い出します。


祖父母共亡くなってからはすっかり足が遠ざかり、結婚してまだ間もないときに一度だけ、夫と一緒にお墓まいりに出掛けましたがそれすらもう20年くらい前のこと。

本当にご無沙汰していましたけれど昨日、約20年ぶりにお墓まいりが出来ました。


小さいころ祖母に連れられてお参りしてはよく遊んだ、親しみを込めて「やくさま」と呼んでいた古いお寺さんに、母方の先祖代々のお墓があります。

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墓前で手を合わせゆっくり拝んだあとに

傍らの墓碑を見たら、初代がこの地に眠ったのは「元和元年」とありました。


元和(げんな)元年…って、いつ?^^;


帰りの電車で調べてみたら、なんと西暦1615年だそうで。

つまりそれは大坂夏の陣の年!

タイムリー!(いや、たまたま大河ドラマにはまっているもので^^;)

 

記録がないだけでそれ以前にもご先祖さまはおられるのだなぁと考えると、歴史って教科書の中にとどまるものじゃないなーと感慨深く感じられます!


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やくさまのお堂うしろに木の小舟。

小さな私が遊んだ小舟がそのままそこに残っていました。

これも、歴史。

もの言わず、ひと知れず、たとえ形をなくしたとしてもそこにあるもの。


「いなか」にはいまも従兄弟が住んでいて、家は改築されていたものの庭や縁側の雰囲気、竹林はそのままでした。

何十年ぶりの再会を喜んでくれた従兄弟もすっかり年をとって、でも面影は失われず。


せっかく川越に来たのだからと、短い時間でしたけど観光?案内をしてくれたのも従姉妹。

前から行ってみたかった「喜多院」は花見客で賑わっていました。

桜はほぼ葉桜でしたが躑躅が見事でした。


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庭園や五百羅漢も見せていただき、感謝!


いつか息子も連れてきたいな…と思いつつ、あっと言う間に「連れられて」になっちゃうのかもしれませんね、な〜んて元和元年のご先祖さまたちに話しかけたくなる帰り道でございました(^ ^)


絶対反対キンの日に、良きお墓まいりができた平成二十八年卯月のこと。